2022年の現在において、しっかりと「職業」として確立された「配信者」
いわゆる「YouTuber」「VTuber」「生主」「ライバー」などと呼ばれるネット配信者は、ネット界において、ブロガーやアフィリエイター、転売ヤーなど以上に、副業のみならず生業としての職業として成長しました。
同時に配信サイト・サービスも乱立し、いまやYouTube、ニコニコ動画を筆頭に、数多くの配信サービスが存在します。
今回の記事では、これから「配信者」になることに挑戦するあなたへ向けて、目的や配信内容によってどのサービスを選ぶべきか? について、紹介していきます。
目的別・ユーザー属性別にサービスをオススメ!!
ここから先、日本国内で使用できる日本人向けの「動画配信サービス」を紹介していきます。
それらは、どれも「どのような動画を配信する人向けか?」「どういうタイプの人向けか?」などで紹介していきます。
各、動画配信サービスの内容を読み、あなたにぴったりなサービスを選んで下さい。
YouTube
国内ユーザー数 | 約6,500万人 |
使用目的 | 動画投稿・ライブ配信 |
配信難易度 | ★ ★ ★ |
どういう人・カテゴリー向け? | 森羅万象 ゲーム配信 専門カテゴリー VTuber |
いわずと知れた動画配信サービスの王者
日本国内6,500万人、世界規模で20億人が月間で1度以上はYouTubeのアプリを使用しており、いわずと知れた動画共有サービスの元祖であり王者のYouTube。
数えきれない、様々なジャンルの動画が存在し、毎分500時間以上の動画がアップロードされており、その勢いは衰えることなく、まだまだ加速しています。
収益の方法は?
YouTubeでお金を稼ぐには、動画配信に付属する「広告収入」と、YouTubeライブ(ライブ配信)で視聴者からもらえる「投げ銭(スーパーチャット)」、更にチャンネル会員メンバーからの月額収入という3通りがあります。
どれも、チャンネル登録者数が1,000人を超えた後、審査をクリアした時点で収益化がスタートします。
収益化をするにあたって、この部分が他の動画配信サービスに比べて、かなりハードルが高い存在となっております。
実はハードルが高いYouTube動画
これまで、一切「動画配信」というものをしたことがない人にとって、YouTubeはいささかハードルが高いものであったりします。
理由のひとつめは、ここまで歴史があるサービスにも関わらず、意外とUI(ユーザーインターフェース)がわかりずらかったり、場合によっては同じところを堂々巡りさせられたり、目的のページに辿り着けなかったり、慣れるまでがけっこうハードです。
また、動画配信に関するルールが多すぎて、場合によってはひとつめにアップロードした動画からBANされてしまうなんてこともあり得ます。
ふたつめとしては、上記したように「既存動画配信者」が山のようにいるわけで、よほど真新しいコンテンツ、極端にいえば「誰も触れていないようなコンテンツ」でなければ、数多ある動画に埋もれてしまい、新参者は日の目が当たらないというのも確かです。
なにより、企業はもとより一般ユーザーレベルでの動画のクオリティが軒並み上がりすぎていて、それに追随する動画が作れなければ、ほとんど見られないという現実もあります。
飛び込むのなら覚悟をもって
正直、これまで一切「動画配信」というものをしたことがないユーザーであるなら、ひとまずYouTubeは次に考えるというのもありかと思われます。
先に、もっとお手軽にできる配信サービスで、ある程度の視聴者といっしょに動画作成やライブ配信を楽しんで、一定数のファンを作ってから乗り換えるというのもアリです。
また、とは言いつつも「ビギナーズラック」で、YouTubeでスタートした途端、どういうわけか大量の視聴回数、視聴者・チャンネル登録者を獲得し、一気にバズるなんてことも万が一であり得ます。
特に、YouTubeでの「見られる」ためのテクニックは、動画の内容よりも「サムネイル」「動画タイトル」の良し悪しに大きく決定されます。
動画内容は低レベルでも、その部分だけで何万再生という動画は山ほどあり、そこの幸運を拾いにいってみるのは、良いかもしれません。
Twitch
国内ユーザー数 | 約4,000万人 |
使用目的 | 動画投稿・ライブ配信 |
配信難易度 | ★ ★ ☆ |
どういう人・カテゴリー向け? | ゲーム配信 |
テレビゲーム・PCゲームの配信ならココ一択!!
Amazonが運営するゲーム動画配信サービス「Twitch」は、Play StationやSwitchといったテレビゲーム、またはPCゲームでの配信をメインとするのであれば、ココしかないというほど、ゲーム動画配信サービスの最大手となります。
動画配信サービスのなかでも、一番の急成長を遂げているのがゲーム動画配信で、世界的な需要も伸びる一方となっております。
プロゲーマーの多くもYouTubeではなくTwitchを選んでおり、また、プロゲーマーのスポンサー達もTwitch内で新しい時代の、ニューヒーローを常に探し続けています。
収益の方法は?
条件として、30日以内に「50人のフォロワー」「8時間以上のゲーム配信」「7日以上ライブ配信を行うこと」「平均3人のライブ視聴者の獲得」が設定されています。
収益化の条件を満たすと、投げ銭のみならず、広告収益や、メンバーからの月間収益(サブスクリプション)、更には関連商品との紐づけによるAmazon アソシエイツとしての売り上げ収益も見込めます。
配信までのハードルはやや高い
Twitchでゲーム動画配信を始めるのは、難しいわけではないですが、簡単なものではありません。
まず、フルHD以上、60fps以上で動画を配信できるしっかりとした機材の購入が必要となってきます。
視聴者のほとんどが、プロゲーマーが提供する高画質・ハイクオリティな映像に慣れてしまっているので、ゲームのテクニックは二の次として、それに匹敵する映像を提供できる環境を整える必要があります。
リアクション多めが強み!!
友人たちと、オンラインでゲームをしていて「うるせえよ!!」と言われてしまうくらい、リアクションが大袈裟な人は特にTwitchの配信に向いていると言えるでしょう。
視聴者の多くは、配信者のスペシャルテクニックを見たいこともさるものながら、同時に常軌を逸したオーバーなリアクションも望んでいます。
特に、Twitchの強みは、視聴者が日本国内だけで制限されていないことです。
言葉がわからなくても、大声でぎゃーぎゃー言っているプレイヤーは言語の壁を越えて、海外のプレイヤーからも注目され、大幅な視聴者数アップにつながっていきます。
周囲から「あいつはゲーム中にうるさい」と評価されている方なら、迷わずTwitchでゲーム配信を初めてみるべきです。
ニコニコ動画・ニコニコ生放送
国内ユーザー数 | 約7,000万人 |
使用目的 | 動画投稿・ライブ配信 |
配信難易度 | ★ ☆ ☆ |
どういう人・カテゴリー向け? | オタクカルチャー 専門カテゴリー VTuber |
国内での過去の王者
株式会社KADOKAWAの子会社「株式会社ドワンゴ」が運営する、動画配信サービス。
国内での動画配信サービス黎明期には、他の追随を許さない王者としてのポジションを確立していましたが、現在は多くの動画配信サービスにユーザー数やサービスのクオリティで負けてしまっております。
公表されている「国内ユーザー数」も、約7,000万人となっておりYouTubeに勝っていますが、ニコニコ動画は動画視聴に必ずアカウントが必要となり、使用していないユーザーも累積されてのカウントとなり、実質現在の月間アクティブユーザー数は200万人を下回ります。
収益の方法は?
月額での視聴者からの会費収入(サブスプリクション)、または動画ごとの視聴料の徴収ができます。
ライブ配信においては、投げ銭および、広告収入により収益化がメインとなります。
1回の動画再生による広告収益は、YouTubeよりも高額であるといわれています。
お手軽に動画配信を始めたいならニコニコ
純日本製で、日本人が使いやすいように作成されたニコニコのサイトは、動画をアップロードしたり、ライブ配信を行ったりするのに、さほどハードルは高くありません。
一時期は、小学生・中学生といった年齢のユーザーが溢れかえったくらいですから、これまで動画配信を一切したことがないユーザーでも、難なくクリアできます。
YouTubeほど、動画のクオリティを求められることもなく、ノー編集で撮りっぱなしの動画でも、好んで観てくれる傾向があります。
オタクに強いニコニコ
ニコニコ動画・ニコニコ生放送を支えてきたのは、なんといっても日本が誇る「オタク文化」です。
アニメ・ゲーム・コスプレ・アニソンなどなど。クールなものではなくPOPなものを、サービス全体が好む傾向にあります。
ご自身が、数ある動画配信サイトのなかで「ニコニコが一番好き!!」という方なら、発信する表現もニコニコのユーザーにぴったりなものだと思われます。
そういった方は、なによりもニコニコ動画・ニコニコ生放送を選んでみて下さい。
TwitCasting (ツイキャス)
国内ユーザー数 | 約3,000万人 |
使用目的 | ライブ配信 |
配信難易度 | ★ ☆ ☆ |
どういう人・カテゴリー向け? | 雑他(なんでも) 男性配信者多め ゲーム配信 |
ライブ配信者に最高のサービス
2021年現在、動画投稿ではなく「ライブ配信」に特化した動画配信サービスにおいて、一番注目を集めているのがツイキャスこと「TwitCasting」です。
「モイ株式会社」が運営する、純国産動画配信サービスで、それが故に、視聴側も配信側も日本人好みなUIや、機能が備わっています。
アカウント作成も、TwitterやFacebookから連動で登録できお手軽です。
利用ユーザー数の上昇率が、2020年から2021年にかけて、全ての国内動画配信サービスのなかで一番の成績をおさめ、まだまだ上昇しておりますし、月間のアクティブユーザーも200万人超えをしており、現在ではニコニコを凌駕しております。
収益の方法は?
直近3ヶ月で、100時間以上の視聴があることや、18歳以上であることなどの条件をクリアすることで、収益化が可能となります。
投げ銭による収益と、広告料による収益がありますが、1再生ごとの収益はYouTubeの20~30倍といわれ、かなり高額な収入が期待できます。
なによりも「お手軽」なところがポイント
上記のように、ユーザーアカウントの取得もお手軽ですが、ライブ配信も超お手軽。
実質、アプリをDLしてから4ステップでライブ配信までこぎつけてしまうほど簡単で、ユーザー数の上昇はそれが故といったところです。
多くの配信ユーザーが、YouTubeなどに求められる「動画のクオリティ」「画質」といったものを気にせず、配信・視聴されている傾向で、そのほがらかさは他のサービスとは比べ物にならないです。
大きな特徴として、レコメンドされる配信が「ゲームタイトル」や「ハウツーのコンテンツ」といったものだけでなく「イケボ」「JK」「かまってちゃん」といった、配信者の属性からも選べるor選ばれるのもの特徴。
配信側として、とりわけなにかのジャンルに固執して配信をしていきたいというわけではない人にとっては、うってつけと言って良いでしょう。
ゲーム配信をするならツイキャス!!
また、ゲーム配信、それもスマホゲームを配信したいユーザーにとって、ツイキャスは相性がバッチリです。
他の動画配信サービスが、スマホゲームを配信するのに、いくつかの別アプリを介す必要があるのに対して、ツイキャスは「スクリーン配信」という機能で、ダイレクトにスマホ画面をそのままライブ配信できます。
また「ツイキャスゲームズ」といった、ゲーム配信・視聴に特化したアプリもあり、ツイキャスと連動可能となっています。
お手軽にゲーム配信したいという方は、ツイキャス一択といって間違いないでしょう。
個人情報の流出に注意して
唯一、ツイキャスの欠点としては、大規模なユーザー数になってからの歴史が浅いせいか、まだまだコンプライアンスについてのルールや規制が緩いといったところでしょうか。
世界最大の動画配信サービスであるYouTubeが、そういった点においてかなり堅牢なのに対して、ツイキャスでは、ご自身の身でしっかりと守らないといけない部分があります。
視聴者に「出会い・ナンパ」といった目的のユーザーが多く、隙を見せるとストーカー行為に発展する場合もあります。
個人情報などは、決して漏らさないよう気を付けて配信を行っていきましょう。
showroom
国内ユーザー数 | 約500万人 |
使用目的 | ライブ配信 |
配信難易度 | ★ ★ ☆ |
どういう人・カテゴリー向け? | アイドル志望 アイドル扱いされたい女性 VTuber |
稼ぎやすいがハードルがかなり高い
国内ユーザー数が500万人と、他のサービスと違いかなり低く感じられますが、月間のアクティブユーザーは70万人以上と、このあと紹介する「Mirative」や「17LIVE」よりも多いです。
特徴として、なにより芸能人・アイドルの在籍が多いことが挙げられます。
視聴者側のボリュームゾーンが、働き盛りの30代~40代の男性ということから、日々配信者(ライバー)への投げ銭が飛び交いまくるshowroom。
投げ銭での収益を目的とし、且つ「特化した特異なコンテンツ」がない、雑談をメインとした配信者であれば、うってつけといっても良いかもしれません。
が、showroomで日の目を当たるためのハードルはかなり高く、showroomの視聴者の多くは 「アイドル性」「タレント性」「容姿」「声質」「トーク力」といったものを重視して配信者を選ぶ傾向があるので、配信者の多くも「事務所には所属していないが、オーディション通過の経歴はもっている」くらいのレベルの高い配信者がゴロゴロいます。
収益の方法は?
配信をスタートし、コメントやギフトをもらえることでポイントとなり、それらを現金化することができます。
日々、配信者の収益ごとでの「ランキング」が発表されたりと、サービスそのものが「投げ銭ありき」で形成されているため、収益目的で配信を始めるのであれば、showroomはうってつけです。
自身にタレント性・アイドル性があるのならココ!!
これからライブ配信を始めようとしているあなたが、これまで「アイドルオーディション」「俳優オーディション」などを受けたことがあり、少なくとも書類選考までは通過したことがあるという経歴をお持ちなら、showroomでのライブ配信生活を始めても良いかと思われます。
showroomは、タレント事務所のスカウトも目を光らせており、素質のある人材については、積極的に声を掛けてきます。そして、そのようなライバー(配信者)は、事務所所属の配信者として、マネジメントを受け、更なる収益、更には芸能活動を目指すことができるようになります。
VTuberも積極的に!!
3DアバターやLive2Dを利用した、VTuberもshowroomでは大人気。
上記したように、アイドル性やタレント性が重要となってきますが、そのような部分が秀でていればYouTubeやニコニコ動画では埋もれがちになりますが、showroomではしっかりと、目利きの視聴者がすくいあげてくれます。
定期的な配信ができなければ・・・?
showroomの一番のハードルは「ほぼ毎日ライブ配信ができる」ことが大事になってくるところです。
なにせ、魅力あふれるタレント・アイドルがひしめく動画配信サービスなので、自身のちょっとしたスキが、自分のファンを誰かにとられるきっかけになってしまいます。
事務所所属で、芸能活動をしているアイドルであればいざ知らず、showroomの一般ユーザーで、のし上がっていくためには「ほぼ毎日ライブ配信」が最低条件ともいえます。
他の動画配信サービスでも同じことは言えますが、showroomはそれ以上にこの部分が厳しいと思ってください。
それを乗り越えられない、なにかしらのことがあるようでしたら、showroomはオススメできません。
Mirrativ
国内ユーザー数 | 約1,000万人超 |
使用目的 | ライブ配信 |
配信難易度 | ★ ☆ ☆ |
どういう人・カテゴリー向け? | スマホゲーム配信 顔出しNG配信者 |
顔を出したくない&お手軽配信をしたいユーザー向け
上で紹介したツイキャスに次ぎ、お手軽にライブ配信をしたいユーザーに好まれているミラティブ。
2018年からの運営スタートという浅い歴史でも、瞬く間に1,000万人を超えるユーザーを獲得し、注目を集めています。
なにかしらのコンテンツに特化した配信よりも、雑談配信・ゲーム配信が好まれるようで、配信者のキャラクター性が視聴者数に直結します。
一番の特徴は「エモモ」というミラティブ専用のアバターが、アプリDL後すぐに使用できることで、VTuberとまではいかなくとも、顔出しNGで配信をしたいユーザーにとって、たいへんありがたいサービスとなっています。
尚、月間のアクティブユーザー数は、現在約60万人ほどとなっています。
収益の方法は?
ライブ配信中のギフトを介しての投げ銭だけでなく、動画アーカイブの視聴数による広告収入もあります。
また、現金化できる「オーブ」をゲットできるイベントもあり、ゲーム感覚で収益を得ることができるのも特徴です。
但し、収益は逐一現金化やギフト化する必要があり、放置しておくと報酬が消滅する場合もあるので注意が必要です。
スタジオを作らなくて良いのが◎
YouTubeをはじめ、多くの配信サービスでは、配信者が自身で「スタジオ」を作る必要があります。
しかし、エモモを使用したミラティブの配信であれば、その煩わしさからは解消されます。
VTuberとして、配信をするのにあたって、実はこの「スタジオ」というものも、ある意味配信をするにあたってのハードルになるので、とてもユーザーライクなスタジオをデフォルトで装備しているミラティブは、顔見せNGで配信をしたいユーザーには、うってつけといって良いでしょう。
ゲーム配信もお手のもの
ツイキャスと同じく、スマホのスクリーンを他のアプリを介さず配信できるので、スマホゲームの配信にも適しています。
また、配信ソフトの定番である「OBS」を使用しての、PCゲーム配信などもできますので、幅広い配信活動を行うことも可能です。
あとはエモモのお好み次第
あまり収益とかは考えず、VTuberライフを送りたいユーザーにはぴったりですが、問題はアバターとなる「エモモ」が、あなたの美的センスに合うか合わないかだけです。
ただし、VTuberの入門書としては申し分ないサービスですので、ひとまずミラティブでVTuber活動を始めて、人気が出てきたらYouTubeやニコニコ、showroomに移行なんてのも全然OKです。
是非ともトライしてみて下さい!!
17LIVE
国内ユーザー数 | 約4,500万人 |
使用目的 | ライブ配信 |
配信難易度 | ★ ☆ ☆ |
どういう人・カテゴリー向け? | 副業として配信希望の人 なにかしら秀でた特技のある人 VTuber |
ファンとの共存が重要な17LIVE
上で紹介したshowroomと同じく、タレントと一般人が同じプラットフォーム上で、ライブ配信チャンネルをもつのが特徴です。
ただし、showroomと比較すると、タレントの知名度や人気度、タレントごとのファンの熱量は低い傾向にあります。
どちらかといえば、タレントで引っ張るというよりも、17LIVEに登録した配信者(ライバー)を、サービス全体を通して成長させ、投げ銭で稼げる配信者に育てていくという経営システムになっています。
言い替えれば、芸能事務所が独自の放送局をもち、タレントを養成しながら視聴率を上げていくのに頑張っているといった感じでしょうか。
また、補足としてですが、大々的に「4,500万ユーザー突破」と謳っておりますが、実際のところ月間でのアクティブユーザー数は60万人弱で、この数は上に紹介したMirativeとほぼ同数となります。
収益の方法は?
メインはなにより「投げ銭」です。
視聴回数などに比例する広告収入は一切ありません。
また、投げ銭のライバーへの還元率は、他の動画配信サービスに比べて、かなり低い方になります。
メインor副業として配信を行いたい方はココ!!
投げ銭のみでの収益となりますが、月の収益のボリュームゾーンは5~10万円となっており、副業として配信を行うのであれば、かなりうってつけと思われます。
また、17LIVEは、自薦・スカウトに関わらず契約を結ぶことで「認証ライバー」となり、17LIVEおよび、関連事務所からのマネジメントを受けられるようになります。
収益アップのためのノウハウの講習はもちろん、スケジュール管理やイベント立案もしてもらうことができ、ひとりのタレントとしてバックアップしてもらえるようになります。
ファンと共に作っていく物語が重要
これからライブ配信を生業として生きていく!! と、決めているあなたに、かなりしっかりとした1年後、2年後、数年後のサクセスストーリーが出来ているのであれば、17LIVEというステージは適していると思います。
17LIVEで成功するのに、なにより大事なことはオーディエンスと呼ばれる「ファン」をいかに多く作り、彼らと自分の夢を共有することです。
そして、マネジメントをしてくれるスタッフのアドバイスを真摯に受け止め、実行できるピュアな心があれば、17LIVEで成功することは、そう難しいことではありません。
LINE LIVE
国内ユーザー数 | 約3,500万人 |
使用目的 | ライブ配信 |
配信難易度 | ★ ☆ ☆ |
どういう人・カテゴリー向け? | 10代~20代前半女性 |
コミュケーションSNSを利用したライブ配信システム
Twitterと並び、日本国内で利用者が最も多いコミュニケーションSNSツール「LINE」内のライブ配信サービス。
月間のアクティブユーザー数は約65万人。Showroomよりは劣り、Mirative、17LIVEよりは高いといったところです。
最大の特徴は、約7割以上のユーザーが24歳以下の女性ということで、あなたの性別と年齢がこの枠に入るのであれば、始めるライブ配信サービスの候補に入れて十分価値があると思われます。
また、もうひとつの特徴として、媒体が最大手のコミュニケーションSNSサイトというだけあって、人気の大小に関わらず、有名人のLINE LIVE参加が他に比べて圧倒的に多いです。
収益の方法は?
ギフトによる投げ銭や、コメントによるポイントが統合され、配信者に還元されます。
ただし、現金化は不可能で、LINE Payで使用できる電子マネーに換金されます。
ちょっとしたお小遣い稼ぎには適当
アクティブユーザーの多くは、上記したような有名人のライブ配信を目当てとして数字を稼いでおり、また、注目されやすい一般配信者も、20代以下でアイドルや女優を目指していたり、容姿が秀でているタレント性の高い人物に偏っています。
残念ながら 、トーク力や、キャラ性だけで同時視聴者数や視聴回数を稼げるプラットドームではありません。
ただし、しっかりとした自分の夢をもち、それに向かって努力している姿を見せることができるユーザーであれば、ライブ配信を長く続ける中で手を差し伸べてくれて、大きなスポンサーになってくれる可能性は大いにあります。
ふわっち
国内ユーザー数 | 約23万人 |
使用目的 | ライブ配信 |
配信難易度 | ★ ★ ★ |
どういう人・カテゴリー向け? | 30代以上男女 雑談メイン |
匿名コメントと配信者の個性が特徴
他の動画配信サービスに続いて、現在ユーザー数の向上から注目されているのが「ふわっち」です。
最大の特徴は、配信カテゴリーによっては視聴者コメントが「匿名」で表示されること。
正直、配信者からは誰がどのコメントを書いているのか全く分かりません。
また、配信チャンネルからの配信者から視聴者に対しての「強制退出」もできません。よって、悪質な視聴者がのさばってしまうという、ちょっと他の配信サービスからすると、特異ともいえる性質が特徴です。
そのような環境からか、配信者には強メンタルが求められ、それ故に配信者の平均年齢は他の動画配信サービスに比べてかなり高めです。
収益の方法は?
投げ銭だけでなく、ランキングによる別途報酬もあります。
月間ランキングで1位になると100万円の別途報酬があります。
視聴者との利害関係を結べる方にはオススメ
かなり、環境的に異質な動画配信サービスである「ふわっち」ですが、人によっては「稼ぎやすい」というイメージのようです。
自分も含め、他人や有名人の様々な裏話をもっていたり、都市伝説などアングラな情報をたくさんもっていたり、社会に対しての強いメッセージをもっていたり、考え方に筋が通っていて、尚且つブレない方が、ふわっちの配信にはたいへん向いているようです。
あなたにそのような傾向があるのであれば、是非一度、ふわっちでの配信をしてみては?
Pococha
国内ユーザー数 | 約45万人 |
使用目的 | ライブ配信 |
配信難易度 | ★ ☆ ☆ |
どういう人・カテゴリー向け? | 年代問わず女性 なにかしら秀でた特技のある人 |
しっかりしたマネジメント体系をもった動画配信サービス
Pococha(ポコチャ)は、インターネット事業大手「DeNA株式会社」が運営する動画配信サービスです。
動画配信サービスとしては、後発組に入りまだまだユーザー数も少ないポコチャですが、仕組み的には上で紹介した「17LIVE」や「Showroom」に近いものがあります。
配信者は、フリーの立場として事務所などに所属せず活動をすることもできますが、契約を交わすことでポコチャ所属のライバーとして活動をすることもできます。
所属ライバーになると、配信者としてのスキルアップや、マネジメントを行ってくれるようになり、収益のアップを図ることが出来ます。
マネジメントを行うのは、エンターテイメント事業の大手「Avexグループ」の傘下「LIVESTAR」が行い、芸能事業で培ったタレントマネジメントを行っていきます。
収益の方法は?
ポコチャでの収益は「時給」によるものです。
ただし、ランクによって時給額は上下し、更に「投げ銭」から得られる報酬率も、ランクによって変動します。
長期で配信者を続ける場合、月ごとの収入がある程度一定になるというメリットがあります。
今後の躍進に期待!!
他の動画配信サービスに比べて、まだまだユーザー数が少ないのには理由があり、それは有名人・タレントの配信が極端に少ないことが挙げられます。
他の動画配信サービスは、有名人・タレントのチカラにより、ユーザー数の底上げを行っていますが、ポコチャは行っていません。
それ故、他の動画配信サービスでは、ユーザー数の過半数以上が有名タレント目当てでログインするのに対して、ポコチャは「金のタマゴ」を探しているユーザーが多いというのが特徴です。
国内で成功をおさめている「17LIVE」の経営スタイルを真似て、更にそこに対して定評のあるマネジメント事業との提携を行い、しっかりと「稼げる」配信者を育てていくスタイルのポコチャ。
これから配信者として、有名人になるんだ!! という夢をもっている女性なら、是非ともお試ししてほしいです。
以上、10の動画配信サービスを「これから配信をしてみたい!!」という人向けに紹介してみました。ご参考になりましたでしょうか?
動画配信サービスは、現在かなり飽和状態になっているといっても過言でありません。
並大抵のスキルや、特異性をもっていたとしても、収益化できたとしても副業レベルが関の山というのが現状です。
とはいえ、日々続けることでゆっくりとですが収益も上がり、タイミングと運によっては一気に高収入配信者となり得ることも可能です。
是非とも、今回紹介した動画配信サービスの中から、ご自身に合うものを選び「自分が主人公」の動画配信、楽しんでみませんか?