
株式投資してますか?
自分はお父さんからすすめられて、野村證券のジュニアNISAの口座を持っています。
ニュースやワイドショーを見ていて「コレって流行りそう!!」って思うものがあったら、ネットで関連企業を調べたり、その会社の過去の株価の変動を眺めたりします。
ホントに流行りそうって確信できたら、その企業の株をお小遣いや貯金の範囲で買えるだけの株数お父さんにお願いして購入してもらい、あとは毎日株価の変動を見ながらニヤニヤしてますw
ところで、日本国内に個人株主の人ってどれくらいいると思いますか?
大手証券会社4社の統合データを参照すると、個人株主の数は約5千5百万人・・・・
と、言いたいところですが、この数は総株主数であって、ひとりの投資家が100ヶの銘柄で株主だった場合100人と計算されてしまっているので、かなりアバウトな数字です。
実際は10分の1の5百万人くらいではないでしょうか?
さて、それに対して同じ「投資」である宝くじ。
宝くじを買ったことがある人の数は、なんと国民の70%超えの約8千万人。
宝くじと株券購入。同じ「投資」というカテゴリーのものですが、株券購入のほうが利用人数が少ないのは、原因のひとつとして購入までがけっこうめんどくさいというものがありました。
宝くじは売店でお金を払えば30秒もしないで購入できますが、株券はそうはいきません。
購入するのにたくさんの書類に目を通し、必要な書類をいくつも揃え、住所を書いたりサインを書いたり、チェックシートを埋め尽くしたりしなければいけません。とにかくめんどくさいです。
でも、そんなめんどくさい株券購入をかなりスマートにシンプル化し、スマホ端末から簡単にできてしまう素晴らしいサービスが始まりました。
その名も「LINE証券」
いまや、スマートフォンに入っていないと、学校でも職場でも村八分にされてしまう代表的なアプリの新サービスです。

はじめてみましょ☆ LINE証券
SNSアプリ「LINE」がスマートフォンにインストールされていて、さらに「LINE Pay」の登録が完了していればLINE証券は利用可能です。
現在2019年8月の時点ではAndroid端末のみ利用が可能ですが、iOS版も近日利用可能となります。
では、簡単便利なLINE証券の特徴をご紹介していきますね☆
まだLINE Payを登録してない人への注意点
と、その前に・・・
順番として、LINE証券をはじめる前提として必要な「LINE Pay」の登録について、ちょっとだけ注意点を書きますね♪
LINEのサービスは全般的にLINE IDさえあれば、どれも数分で完了する簡単な手続きで利用開始となり、LINE Payも例外ではないのですが、一点だけ注意が必要です。
それは、LINE Payの支払いに使用する「銀行口座」指定の段階で「通帳残高」を聞かれるタイミングがあります。
これは本人確認手続きの一環で、本人しか知りうることのない通帳残高の数字を入力すると、LINE Payのシステムが銀行の口座システムにアクセスし、正否を判断します。
なので、特に「◯◯円以上」の残高がないと利用できないとかではないので、残高が100円なら「100」と打てばOKです。
ただし、ここで間違えやすいのが「口座の残高」を打ち込んでしまうことです。
口座残高は、コンビニに置いてあるATMにキャッシュカードを入れて「残高照会」をすれば確認できます。口座がネットバンキングならスマホでちょちょいと見れてしまいますよね。
・・・が、通帳残高と口座の残高は、多くの場合一致していないことが多いのです。
あくまで通帳残高というのは、通帳に記帳をした際の最後の残高金額のことで、それ以降に通帳を使用しないで入出金を行った場合、確実に残高の差異が出てしまいます。
なので、LINE Payの登録をする際は、通帳を手元に置いてから始めるのが良いですね♪
運が悪ければ、数字が一致しない場合、登録もできていないのに「LINE Pay ID」が凍結し、それを解除するのにたいへんな手間と時間が掛かってしまいます。
なので、必ず通帳を手元に置いてから登録ははじめていきましょう!
さあLINE証券にレッツゴー!
LINE Payが登録されると、ウィジェットの一覧に「証券」という新しいアイコンが現れ、LINE証券のサービス登録に進めます。
改めて説明するまでもないですが、この段階で「証券」アイコンがない場合は、LINE Payの登録に失敗している可能性があります。
ちょっと確認してみてください。
LINE証券の厳選された100銘柄

LINE証券は野村證券と提携して運営されているサービスで、アプリでは野村證券が厳選した「100」の企業の銘柄から選んで株を購入することができます。
代表的な企業名を挙げれば、トヨタ自動車、ヤフー・ジャパン、セブン&アイホールディングス、ソフトバンク・・・など、誰もが知っている有名企業ばかり。
任天堂、スクウェア・エニックス、バンダイナムコといったゲーム関連の会社もありますし、東京ディズニーリゾートの運営会社であるオリエンタルランドもあります。
時代を象徴しているのが、YouTuberプロデュース事業のUUUMも名前を連ねていること。
逆に、トヨタやホンダ、スバルと同じ自動車関連会社であり、さらには国内での売上高50位前後に位置しているいすゞの名はありません。
考えられるのは、上記したトヨタやホンダが自動運転車の開発に力を入れているのに対して、いすゞはかなり消極的。将来性を考えて除外されたのかもしれませんね。
100社と聞いて「少ない」と思う人もいるかもしれませんが、これはどちらかといえば株取引初心者のために、今後5〜10年のあいだ「かなり高い確率」で株価が上昇することを見込める企業だけを集めたと言っても良いと思います。
ちょっと言い方は大げさになるかもしれませんが「ひとまず買えば上がることは間違いなし。あとは伸び幅の違い」といった企業ばかりという感じでしょうか?
また、上記したような有名企業であれば、ビジネスニュースなどでも頻繁に経営内容が取り上げられるので、情報も収集しやすいですしね♪

購入は1株から可能♪
これもLINE証券の大きな特徴ですね☆
多くの企業は、通常での株購入の場合10株や100株といったまとまった数からでしか購入ができないようになっています。
それが1株という最小単位から購入できるのですから、これはもう見逃すことはできません!
今回選ばれた100企業の銘柄は、平均して1株3,000円になっています。
この金額だったら、全然お小遣いの範囲で購入することが可能ですよね♪
安いものでしたら、ヤフーが現在300円前後で株価が推移していたりします。3万円あれば、いきなり100株持てることになってしまうんですよ?
最終的には元金の額によって、儲けの額も変わってきてしまいますが、多くの株数を持つというのもひとつのオモシロみではありますよね。
配当金ももらえます☆
あたりまえのことですが、配当の対象となっている銘柄であれば、もちろん「配当金」も支払われます。
個人的には配当金こそ株を持つことのいちばんの旨味だと思っているので、ぜひともこれはみなさんに味わってほしいですねw
知らない人のためにすごく簡単に配当金について説明すると・・・
1年に1か2回、持ち株の数×◯◯円のお金がもらえてしまうということです。
◯◯円の部分は、企業によってまちまちですが、だいたい1株に対して2%くらいの金額が配当金として支払われます。中には6%近い配当金をくれる企業もあるので、そういう観点から購入株銘柄を決めるのもおもしろいかもしれませんね。
株主優待だってあります☆
配当金と同じく、株を購入することによる旨味は株主優待です。
このサービスを受けるためには、企業名柄ごとに決まった「株主」になるための必要株数を購入しなければいけませんが、さすがにそれだけの高額を投資しているわけですからリターンもけっこう大きいです。
自分が持っているオリエンタルランド株・・・つまり東京ディズニーリゾートの株ですね。
ここの株主優待サービスは、ズバリ入園チケットです♪
100株から株主になれて、そこから100株ごとにもらえるチケットの枚数も増えていきます。
まだ自分は株主にはなれていませんが、お父さんが株主になっているので、ディズニーランドに行くときは「ください!」とお願いしてもらってますw
また、株主優待の旨味を狙うなら、クーポン券の発行などにより自社商品の割引を行っているところです。
店舗経営をしている企業などの多くがこれを行っていて、どこも10〜30%の割引をしてくれます。使いようによっては大きな金額を得することになりますので、よく使うお店の企業の株を狙うというのは大いにアリです。

手数料ナシ・・・だけど??
LINE証券のもうひとつ最大の特徴として「取引手数料が無料」というものがあります。
通常の取引の場合は、証券会社に対して取引額に応じた、または1回毎の手数料が掛かります。
が、LINE証券の場合はそれが無料になるという大サービス!!
・・・ですが、完全に無料という考え方はやめたほうがいいです。
株取引や、FX、仮想通貨の取引、そして海外に行く際の外貨両替には「スプレッド」というシステムがあります。
よく、ニュースで「本日のアメリカドルは◯◯円」ということを言うじゃないですか。
その日に、日本円をドルに換金しようとした場合、換金した時点でのドルの価格と本日の◯◯円のあいだにできた金額が「金利差・価格差」となり、それは換金の際に上乗せされます。これがスプレッドとなります。
株にも同じようにスプレッドがあり、買うときも売るときも発生しますので、300円の株を100株買おうと3万円を用意しても足りませんので注意が必要です。
野村證券は若者を振り向かせたい!!
今回、野村證券がLINEと手を組み、このような証券サービスをはじめたのは、日本の若者に株に関心をもってもらうためです。
「はじめに」のところでも書いたように、実際の株主数などはプライバシーなこともあり正確なデータは公にはされていませんが、日本は他国に比べて「投資」に対して関心が薄いということが以前より問題視されていました。
その理由として、日本は義務教育の課程内において「投資」を子供たちに勉強させていないというものがあります。
アメリカやイギリスにおいては、小学生の段階で投資についての勉強があります。
株取引の仕組みや、FXの仕組みを教わったり、実際にロールプレイングを行ってクラスの誰が一番利益を得ることができたか? なんてことをやっているみたいです。
さらに、そこで知識を得た生徒の多くは、中学・高校と株取引を続け、プラスになったお金は大学入学の資金として使ったりしているみたいですね。
それに対して日本の場合は、多くの人が株やFXといった投資について知るのが20歳前後。
もちろんそれまでに、言葉くらいは知っているでしょうけど、周囲からの影響で「株なんて競馬やパチンコと同じギャンブルだ」と刷り込まれ、知識を得てからも能動的に動けなくなってしまっています。
こういった状況を打開するために、日本では2003年に少額投資非課税制度、いわゆる「NISA」を始めて、20歳台の若者を取り込んでいこうとしたのですが、大きな成果を生むことはできませんでした。
日本人の「投資嫌い」の精神は根強く、それを打開するための策として今回のLINE証券が生まれました。
日本国内で利用者数が8千万人を超えるアプリ「LINE」に株取引のサービスが組み込まれたなら、かなり投資が身近になる・・・と、考えたわけですね。
はてさて、ここまで投資嫌いの日本国民の、心を動かすことができるのでしょうか?

2018年以前からLINEでの証券取引のサービスをはじめるという話は、野村證券とLINEのあいだで進められていました。
それがこの2019年8月20日という日付けで始まったのは、さまざまな銘柄の株価が上昇しやすい・・・というタイミングだからです。
今回、野村證券はまるでパチンコ屋さんの新装開店のように「ひとまず利用者のほとんどに勝ってもらいたい」「勝って興味をもってもらいたい」という意気込みで、このサービスをはじめたのがわかります。
それは、選びぬかれた100社の銘柄の内容や、スタートした時期などから大いに推測できますね!
来年行われる東京オリンピック・パラリンピック関連企業、5年内に新事業を開始する予定のある企業、AI・人工知能、そして2025年から開始となるIR(カジノ法案)に関わる企業らが揃った銘柄のラインナップ。
お父さんの言葉を借りるなら、
「こりゃあ、パチスロでいえば全台456確定だな」とのこと。どういうことですか?
ただし・・・もちろん投資は大きく損をする場合も大いにあります。
特に、値は上がっているのに売るタイミングを見失って、ズルズルと元金よりも下がっていってしまう・・・そして、せめてその元金まで株価が戻ったら売ろうと考えていると、いつまでたっても上がらず下がっていくばかり・・・なんてのは株取引においての「あるある」です。
投資の基本は必ず「余剰金」で行うこと。
大きく迷うようなことがあるなら手を出さないこと。
絶対に借金してまで行わないこと。
株の負けを株で取り返そうとしないこと。
これらを絶対に守ってLINE証券、利用してみてくださいね☆