
すでに多くの人が知っていると思いますが「技術的特異点」「テクノロジカル・シンギュラリティ」がこの先2045年に訪れ、世界は大きく一変します。
世界が大きく変わってしまう・・・そう聞くと、みなさんどうしても不安になってしまいがちですよね。
人工知能・AIが世界を支配し、人間を不必要な生き物と判断して、ひとり残らず排除してしまう・・・だとか
そこまでいかなくとも、ロボットやAIが人間に変わって仕事をするようになり富裕層でない一般市民は職を失い、貧困の時代が訪れてしまうのでは・・・とか。
人間というのは不思議な生き物で、常にマイナスのイメージから物事を考えていってしまいます。
これは致し方ないことで、地球上に生物が生まれたのが約6500万年前。
そこから進化を繰り返し、アメーバーが魚となり、陸に上がって哺乳類が生まれ、類人猿を経て人間となったのですが、人間がそれぞれのコミュニティを作り、動物や天災などからの襲撃を安全に回避できるようになったのは約200万年前の石器時代あたりから。
それまで6300万年もかけて人類のカラダと脳には、危険回避の本能が刷り込まれていってしまったわけでそう簡単に拭い去れるものではありません。
「この先の未来は危険」と考えてしまうのは、ごくごく自然であたりまえのことです。
さて、話を戻して「技術的特異点」「テクノロジカル・シンギュラリティ」ですが、2045年というあまり遠くない未来になぜこのようなことが起ころうとしているのでしょう?
その理由はごくごく簡単で、それは「テクノロジーの進化」です。
ブログを動画で見ちゃお☆
どうにも文字を読むのは苦手・・・という方は、下の動画を見てしまうのが手っ取り早いかも? ブログと同じ内容が、動画内にて説明されています☆
シンギュラリティに関わる3つのテクノロジー
もし、人類が未だに、石器時代など道具を使う文明を迎えず、洋服も着ずにサルやチンパンジーなどと同じように森の奥で木の実を拾って食べるような生活を続けていたならば「技術的特異点」「テクノロジカル・シンギュラリティ」は起こるはずもありません。
別にこれらは西暦2045年を迎えたから起こる事象とかいうわけではなく、確固たる理由があってからこそ起こるものなのです。
テクノロジーの進化により起こりうる「シンギュラリティ」
これには大きく3つの技術が関わってきます。
ひとつは人工知能・AI
ふたつめが仮想現実・VR
そして3つめがエネルギー技術
すごく簡単にいってしまうと、これら3つのテクノロジーが混ざりあい2045年にはすごいことになっている・・・というのが「技術的特異点」「テクノロジカル・シンギュラリティ」なのです
さて、さきほど「この先の未来は危険」と考えてしまうのは人間の本能としてあたりまえということをお伝えしましたが、果たしてそれだけでイイのでしょうか?
本当に明るい未来が待っているのでしょうか?
みなさんはテクノロジーにどれだけ恩恵を受けてますか?
では、ちょっとだけみなさん、身の回りにある科学技術・テクノロジーに目を向けてみてください。
まず目の前にあるスマートフォン、若しくはPC・パソコン。
みなさんは日々、スマホやPCにどれだけの恩恵を得ていますか?
恩恵というのは「自分の自由にすることができる時間」のことを指します
もう少しだけ目を遠くの方に向けて、みなさんのご自宅にある洗濯機や炊飯器、クルクルドライヤーでもOKです。電化製品の数々。
これらの科学技術が生み出したものは「自分の自由にすることができる時間」です。
もし、これら電化製品が身の回りになかったら・・・
例えば自動洗濯機が家になかったら・・・
洗濯をするのに昔話の桃太郎じゃないですが、わたしたちは川や近くにある水路に行ったり、井戸から水を汲んで来たり。水を用意するだけでもざっと30分くらい時間が掛かってしまいますね。
さらにはそこから1枚1枚洋服を手洗いしていき、最終的には洗濯という日常のルーティーンワークのひとつをこなすのに、ざっと1時間くらいは掛かってしまいますね。
それも・・・まだ、洗濯物を干してないんですよ?
でも、それが自動洗濯機があるだけで、人間が洗濯に関わる時間は、衣類を洗濯機に入れ、洗剤を入れ、ボタンを押す。それだけの5分にも満たない短い時間へと変わりました。
人間は自動洗濯機を生み出したことにより55分もの自由な時間を手に入れたのです。
人間の本来あるべき姿とは?
みなさんは人類が本来あるべき姿・・・って考えたことありますか?
わたしは・・・そうですね、色んなところに旅行に行けたり、現地の人たちとたくさんおしゃべりをしてみたいです。
あと、受験とかに関する勉強をしないで、本当に好きな情報を得るためだけに図書館にこもったりしてみたいかなー・・・
みなさんはどうでしょう?
毎日ずーっとゲームをやっていたい。好きなスポーツに没頭したい。
彼氏さん、彼女さんと永遠に愛を語り合いたい・・・なんてのもあるでしょうね。
つまり、人間の本来の姿って「自分のやりたいことをやる」なんですよ。
ですが、石器自体のあたりから集団で生活するコミュニティの派生による「社会」というものが生まれ、人間はそのあたりから「自分のやりたいことをやる」ということが難しくなってきました。
1日の大半を仕事の時間が占領し、更にはそこに加えて先ほどあげたような洗濯や、食事、家事といったルーティーンワーク。
通学や通勤の時間なんてのも「自由な時間」とはいえませんよね。
みなさん1日のうちにどれくらい「自分のやりたいことをやる」時間てあります?
一般的に成人して定年を迎えるまでの日本人の自由時間って、仕事のある平日だと「たった2.5時間」と言われています。
科学技術って、結局のところ「自分のやりたいことをやる」本来の人間の姿になるために進歩しているんです。
洗濯機で55分、自動給湯器で20分、プラズマドライヤーで10分、電動歯ブラシで3分・・・みたいに、自由にできる時間を少しずつですがテクノロジーの進歩で人間は得ていってるわけです。
本来あるべき姿に向けて長い年月・・・っていうか200万年くらいかけて、人間はテクノロジーを発展させていったわけです。
まあ実際は、現在のシンギュラリティへ向けてのテクノロジーの兆しというのは
1760年頃から起こった「産業革命」からのもので、実際のテクノロジーが進化してきた期間というのは人間の文明200万年に対して300年もかかってません。
桁が4つも違いますね。
地球誕生からシンギュラリティが起こる2045年までを1年という時間になぞらえると、現在は大晦日・12月31日の深夜11時59分58秒。
あと2秒でハッピーニューイヤーということになるそうです。
そんな地球の1年の中の最後のたった2秒の間に生まれた科学技術は
人間の本来あるべき姿「自分のやりたいことをやる」を生み出し
その究極形ともなるテクノロジカル・シンギュラリティ(技術的特異点)が間もなくやってこようとしています。
どうです・・・? ワクワクしてきませんか?

シンギュラリティとはなにか? を9文字で説明
「シンギュラリティ」とはなにか?
動画のタイトルにもあるようにこれを簡潔に「9文字」で説明するなら
それは「科学技術の向こう側」となります。
シンギュラリティ(Singurality)を和訳すると「特異点」となり
2045年に迎えるといわれているテクノロジカル・シンギュラリティを和訳すると
技術的特異点となります。
よくわからないのは「特異点」って言葉ですよね。
この世界には目に見える・・・って言ってイイのかな? 特異点が存在します
それは「ブラックホール」
光さえ吸い込むブラックホールは宇宙の中で真っ黒な空間として見ることができますが、その先になにがあるのか? は、現在全くわかりません。
また、目に見えるものの代表として「丸・円」
円の直径から円周の長さを求めるのに必要な比率「円周率」
円周率は3.14からはじまり、いくら計算しても「割り切れない」そして「数字に規則性がない」ということで有名ですが、果たしてそうでしょうか?
現在、人類はスーパーコンピューターを使い円周率を31兆4000億桁まで計算していますが、本当に割り切れず、数字に規則性はないままなのでしょうか?
この「わからない」という地点の先にあるものはなんなのか?
「わかる・わからない」「分析できる・分析できない」「予想できる・予想できない」といった、この二元性の中心・・・いわゆる分岐点を「特異点」といいます。
よって、これから迎えようとするテクノロジカル・シンギュラリティ(技術的特異点)ですが、その先にあるものは現段階ではわからないことだらけだし、分析すらできないし、予想もできないといった方がおおむね正しいです。
まさにそれは、見知らぬ街の見知らぬ建物に入り、見知らぬドアの前に立ってる状態。
テクノロジカル・シンギュラリティ(技術的特異点)を少しだけロマンチックに言うならば
「科学技術の向こう側」と、たった9文字に要約できると思います。

みなさん、もし友人や知り合いの人から「技術的特異点? シンギュラリティとかって最近聞くけど、いったいぜんたいどういうことなの?」って質問があったなら「科学技術の向こう側」と答えてあげてみてください。
だいたいのイメージは相手に伝わるのではないでしょうか?
それでは次回の動画ではどのようにして人類がテクノロジカル・シンギュラリティを迎えようとしているのか、その原理について説明します。
未来は楽しいこといっぱいだからね。