iPhoneのApple「VR/MR事業に進出?」革新的企業の目指す「その先の次元のVR」とは!?

アメリカに本拠地を置くIT系の主要4企業GAFA(ガーファ)のひとつであるApple inc(アップル)。

日本ではiPhoneやオールインワンPCのiMacなどでたいへん有名ですよね!

しかし、近年AppleはGAFAの一角でありながら、2017年の冬に発売された3D顔認識を搭載した新型のスマートフォンiPhone Xが不評に終わったあたりから、やや影を潜めるようになってしまいました。

また、日本国内でも夏に発売が決定しているApple製のスマートスピーカー「HomePod(ホーム・ポッド)」もiPhone Xに続いてすでにアメリカ本土をはじめ世界で爆死。これ以上アウトが続いたら、いいかげん存続の危機に陥ってしまいます。

ひとまず2019年に入ってからの業績はそこそこ安定している状態ですが、世間ではすでに「GAFAのAmazonじゃないほうの”A”はAlibaba(アリババ)の”A”」とまで言われてしまっている始末。Alibabaは中国なんで関係ないと思いますが・・・

世界のテクノロジーに大きな足跡を残した偉人、設立者である故・スティーブ・ジョブズさん亡き後のAppleは、このままズルズルと後退していってしまうのでしょうか?

いえいえ、Appleはついに隠し持っていた刀を抜こうとしていますよ!

AppleはVRの先にあるMRを目指します

アメリカIT系の主要4企業GAFAのうち、すでにApple以外は仮想現実・VR事業に着手しています。

一番先頭を走っているのがスタンドアローン型VRヘッドセットOculus(オキュラス)シリーズを発売しているFacebook(フェイスブック)。次にGoogle(グーグル)と続き、Amazon.com(アマゾン)は2019年に入ってからの始動となりました。

Appleについては、VR事業において、これまで計画が二転三転しており、2019年5月には、これまでVRヘッドセットの研究開発をおこなっていたApple内のプロジェクトチームが解散されたとも報じられています。いったい、どのような理由で解散してしまったのでしょう?

しかし、ここにきてAppleがVRヘッドセットの開発を断念しているわけではないという情報がリークされました。

Appleは、VR事業に進出するにあたって、現在一般化されているOculus(オキュラス)やHTC Vive(HTCバイブ)のようなVRヘッドセットの先の次元にある商品を考えています。

世界ではすでに数社がその技術を使って専用のヘッドセットやゴーグルを開発・販売しており、特に医療分野ではそれらが大いに役立っております。

その先の技術とは・・・?

それは、VRとARをミックスした「MR」です。

MRとは?

VRとは、みなさんご存知の「仮想現実」で、仮想空間(VR空間)の中を自由に移動できたり、そこにあるものに触れたり動かしたりできます。

ARとは「拡張現実」という意味で、スマートフォンのカメラや専用のゴーグルを通して映し出された現実の世界に仮想のキャラクターが映りこみ、あたかもそこにいるような映像を見せてくれるものです。

ARについては、すでに多数の関連アプリがスマートフォンで配信されているので、触れたことがある方も多いと思います。

さて、ではその先の次元にある「MR」とは?

MRは「複合現実」という意味で、ARと同じくスマホのカメラや専用のゴーグルから通した世界に仮想のキャラクターが映り込みます。

MRがARと違うのは、その仮想のキャラクターが実際に存在するリビングのソファに寝転がったり、ユーザーの膝の上に乗ってあまえてきたりと、まさに現実と仮想が一体化することです。

AppleがつくるMRの世界

現在、世界においてのVRの立ち位置は「ややマニアック」なポジションです。

機材も高価ですし、それなりの知識も必要です。また、操作についてもやや複雑で、これから始めようとしている人にとってはなにかと敷居が高いのは確かです。

しかし、MRが現在のVRにとってかわるのであれば、ヘッドセットの普及率が現在のスマートフォンのように、瞬く間に世界全体に広がっていくのも時間の問題です。

その理由として、MRは現実の世界と仮想の世界が複合化されるため、操作はスマートフォンをいじるかのように、たいへん直感的なものとなるからです。

スマートフォンのように親しみやすいMRのテクノロジー

MRによる直感的な操作とはどういったものでしょう?

例を挙げるのであれば、映画「アイアンマン」シリーズや「アベンジャーズ」シリーズに登場した、我らが社長ロバート・ダウニーJr.さん演じるトニー・スタークが、自分のオフィスで3Dホログラフ化された空間に浮かぶ設計図を身振り手振りで動かしていたじゃないですか。使わないウインドウをスイーッと遠くに飛ばしたりしていましたよね。

あれが、MRゴーグルを通してできてしまうというわけです。

文字を打つにしても、目の前に仮想のキーボードが現れて、それを自分の手でタイプすればいいわけですし、電子書籍だってMRゴーグルを通せば実際の本として目の前に現れ、ページをめくって読むこともできます。あまりのつまらなさに床に叩きつけることだって出来ます。

また、ネットショッピングで洋服を買う場合でも、目の前にショップの棚が現れて、ブラウスやワンピースを手にとってみたり、鏡に映して試着してみたり、床に叩きつけて足で踏んでみたりすることも可能となります。

このように、日常これまでおこなっていた動作でインターフェイスが動かせるようになるわけですから機械オンチも関係ありません。

Appleが目指している「その先の次元にあるVR」とは、こういうものなのです。

2019年7月下旬に、AppleがVRともARともとれるヘッドセットの特許出願をしていることがリークされたました。

そのヘッドセットの機能として、ユーザーの表情や視線を抽出するセンサーがあることも判明しています。

アメリカの大手総合情報サービスのブルームバーグ社は、この情報や複数のアナリストからの情報からAppleのVR事業への参画は2020年内には行われると予想しています。

少しだけ記事の中でうやむやにしていましたが、2019年5月の時点でApple内部のVRヘッドセット・プロジェクトチームが解散したのは、実のところ「時代がまだそこまできていない」と判断したからでした。ようするに、世界においてのVR機器全体の普及率がAppleの予測するラインとかけ離れていたからです。

言い方を変えれば「世間はまだVRにそこまで興味をもっていない」と判断したのでしょう。

しかし、5月といえばFacebookのスタンドアローン型ゲーム用VRヘッドセット「Oculus Quest(オキュラス・クエスト)」が発売され、VR機器の普及率を表すグラフの角度はぐんと上がる形となりました。

これにより、Appleという名の眠れる獅子は目を覚ましたというわけですね。

技術が進歩するのには、切磋琢磨(せっさたくま)するライバルが必ず必要です。VRという市場において、GAFA4社は今後、企業間による熾烈な戦いと同時に、技術の飛躍的な進歩をみせていくことでしょう。

これまで常に革新的なアイデアで世間を驚かせていたAppleの、これからの動きには要注目ですよ!!