AmazonがVR動画配信開始【プライム・ビデオ・VR】松本人志「ドキュメンタル」VR化に期待!!

アメリカに本拠地を置くIT系の主要4企業GAFA(ガーファ)

Google(グーグル)、Amazon.com(アマゾン)、Facebook(フェイスブック)、Apple inc(アップル)

このうち仮想現実・VRの技術においていちばん抜き出ているのが、Oculus VR(オキュラスVR)を子会社にもつFacebookで、2番目がGoogleです。

AmazonとAppleは実際のところこれまでVRについては静観している状態でしたが、2019年も半ばにきてAmazonがVR進出に動き始めました。

リビングルームを占有するAmazon.com

Amazonといえばなによりネット通販最大手のイメージが強いですが、メインカテゴリーとしてAmazon Echo(アマゾン・エコー)シリーズのスマートスピーカー(AIスピーカー)製造販売事業もあります。

そして、三本柱の事業の最後のひとつともいえるのが、Prime video(プライム・ビデオ)と呼ばれる、インターネット・ビデオ・オンデマンドサービスですね。

年会費4,900円、つまり月額408円を払うことで、課金作品も含めて、約8万本の映画やドラマ、ミュージックビデオを観ることができてしまいます。

この月額408円という価格設定は、日本国内であれば他のビデオ・オンデマンドサービスであるNetflix(ネットフリックス)や、U-NEXT(U・ネクスト)と比べて最安値。

さらには、会員になることでネット通販での送料無料などの追加サービスも受けられることになるので、日本国内のみならず、世界でのビデオ・オンデマンドサービス市場で大きなシェアを占有しています。

「通販」「スマートスピーカー」「テレビ」と、家庭のなかにおいて「リビング」という空間でのブランド独占を、Amazon.comは創立時から営業戦略として行い、成功をおさめることができました。

VRのリビング進出を迎え撃つAmazon.com

さて、そのようにAmazonが家庭の中のリビングに営業的な攻撃を仕掛けている中、リビングの上・・・2階にある家族個人の部屋においては、VRのテクノロジーがFacebookやGoogle、そしてHTCといった企業によって侵攻を進めていたのでした。

そして、VRの家庭というなかにおいてのシェアは、すでに個人の部屋だけにとどまらず、VRダンスゲームやVRヨガをするための広範囲のスペースが使えるリビングにも進出。

「リビング」という自分達の聖域を死守するため、AmazonはVRに対して攻勢の構えをとることになったのです。

Prime video VR 登場

今回、AmazonがVR市場で進出する手始めとしての第一歩が、「Prime video VR(プライム・ビデオ・VR)」です。

ユーザーはOculus Quest(オキュラス・クエスト)、Oculus Go(オキュラス・ゴー)、Gear VR(ギアVR)これら3種のVRヘッドセットのどれかを使用して、プライム・ビデオ・VRの世界にダイブ。

VR空間内には、Netflix(ネットフリックス)やYouTubeVR同様に、目の前に体感80インチを超える大画面が広がり、ユーザーの動画視聴を待ってくれています。

これまでの他のオンデマンド・ビデオサービスの画面はクールな印象のものが多かったですが、Amazonのプライム・ビデオVRは逆にポップな感じに作られていますね。これは明らかに、リビングでの使用・・・つまり、子供たちを含めたファミリーでの使用を意識してのことですね。

Amazon ならではの良質なラインナップ

VR空間のなかでは、これまでのプライム・ビデオ同様、課金作品も含めて約8万本の動画を鑑賞することができます。

お笑いタレントダウンタウンの浜田雅功さんが出演しているバラエティ番組「戦闘車」なんて、体感80インチの大画面で観ることができたら大迫力でしょうね!

さらに、現段階では10本の360°VR視聴専用のビデオが配信されています。10本のなかには、かわいいウサギのキャラが活躍するエミー賞ノミネートの短編映画「INVASION!」や、グリーンランドの氷床の融解についてのNASAの研究をつづったドキュメンタリー「Greenland Melting」などもあります。

なかなか見応えのある作品ラインナップで、Amazonの気合の入りようがよくわかりますね!

Amazonは前述したダウンタウン浜田雅功さんの戦闘車のように、オリジナルの番組製作をしていますが、VRビデオについてもオリジナルのものを精力的に製作・配信していくとのこと。

どのような作品が登場してくるのでしょう? とてもたのしみですね!

Prime video VR の日本国内サービス開始は?

残念なことに、このプライム・ビデオ・VRはまだ日本でのサービス開始時期は未定となっており、現在視聴できるのはアメリカとイギリスだけとなっています。

ですが、日本国内でのネット通販やビデオ・オンデマンドサービスについてのAmazon事業の展開は、他国と比べても順風満帆な状況ですので、プライム・ビデオ・VRが早期にも日本国内でサービス開始になる可能性はかなり高いと思われます。

なにより、日本で作られたオリジナル番組が海外においてもたいへん好評だといことも、早期実現を後押しするでしょう。

好評といえば、浜田雅功さんと同じくダウンタウン松本人志さんがプロデュースするプライム・ビデオオリジナル番組「ドキュメンタル」これこそVR番組にするにたいへんふさわしい番組だと思いませんか?

松本人志 ドキュメンタルVR に期待!!

プライム・ビデオオリジナル番組「HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル」を簡単に説明すると、お笑い芸人10人よる時間制限の「笑わせ合い」です。

笑わせることのプロであるお笑い芸人たちが、身銭で100万円を参加費として支払い賞金1,100万円と己の芸人としてのプライドをかけて互いに互いを笑わせるドキュメンタル、この番組はとても360°VRに合うと思いますね。

理由としては、まず番組で使用される空間がたいへん狭いということ。

そして、そのなかを演者は自由に動きまわっているということ。

配信されている番組では、その空間のなかに小型のカメラを無数に設置し、そのなかでのおもしろいポイントを編集して動画が作成されているのですが、どうしても演者が自由に動いてしまっているために、その都度全員のリアクションを網羅しているわけではありません。

しかし、VRであれば、例えば部屋の中心に360°VRカメラを設置し、ユーザーがそこから全方向を見回せるようになれば、それら芸人たち全ての動きを鑑賞することも可能になります。

あるお笑い芸人が、もうひとりのお笑い芸人を笑わそうと仕掛けている時に、他の芸人たちはどんな顔をしてそれを見ているのか? なんてのも、漏らさず鑑賞することができるようになりますね。

ちょっといま、吉本興業さんはそれどころじゃないような状況になってしまっていますが、現在の件が落ち着いたら、是非ともこのうような新しいテクノロジーを活用したお笑いで、再び世間を笑かせ倒してほしいものです。

Amazon.com(アマゾン)のVR進出は、ターゲットをライトユーザーに絞ったものとなりました。

現在のVR市場において、実は大きく抜け落ちてしまっていた「ファミリー層」という大きな顧客層。ここに目をつけたのはさすがAmazonですが、今後どのような仕掛けをしてくるのでしょう?

VRの特性として、いざヘッドセットを装着してしまうと、隣人というのはVR空間の中の人たちとなり、いくらゼロ距離に実際にいたとしても、同じ部屋にいる人でさえかなり遠くの他人になってしまいます。

その関係性をうまく解消することができれば「ファミリー層」そして「リビング」という空間においてのVRの主導権をAmazonは獲得することができるのではないでしょうか?

なにより早期のPrime video VR(プライム・ビデオ・VR)の日本でのスタートを楽しみにしましょう!